ホームページをつくる前に
ホームページ制作の見積もりで、確かめたいこと
ホームページ制作の見積もりは、金額だけを見ても比べにくいものです。同じようなページ数でも、目的の整理、原稿や写真の準備、問い合わせの仕組み、公開後の対応まで、含まれる範囲は異なります。安さや高さを急いで決める前に、「何を実現するための、どこまでの制作か」を確かめましょう。
HOW TO COMPARE
見積書の項目名が違っていても、同じ確認軸に置き直すと比較できます。01
最初に確かめたいのは、何を実現する制作か
問い合わせを増やしたい、採用につなげたい、予約を受けやすくしたい、既存のお客様への案内を整えたい。ホームページに期待することが違えば、必要なページや機能、準備すべき情報も変わります。
「5ページの制作」といった数だけでは、各ページがどの役割を持つかまでは分かりません。最初に目的を共有しておくと、見積もりに含めるべき作業を判断しやすくなります。
サイトの目的や今の状況を確かめずに出された見積もりでは、必要な作業が十分に含まれているか判断しにくくなります。成果を求めるホームページ制作では、制作会社が目的を理解しようとしているか、一緒に優先順位を整理しようとしているかを確かめましょう。
- 誰に、何を伝え、どの行動につなげたいか
- 必要なページと、各ページが担う役割
- 問い合わせ・予約・資料請求など、必要な導線や機能
02
制作費に含まれる範囲を、5つに分けて確認する
見積書の言葉は制作会社によって異なります。次の5つに分けて、「含まれるか」「誰が担当するか」「別途の場合は何が変わるか」を確認すると、抜けが見つかりやすくなります。
企画・設計
目的の整理、サイトマップ、情報の優先順位、問い合わせまでの導線などです。制作を始める前の整理がどこまで含まれるかを確認します。
コンテンツの準備
原稿、写真、ロゴ、既存資料の整理、取材や撮影などです。すでにある素材を使えるのか、新たに用意する必要があるのかで、作業量は変わります。
デザイン
トップページや下層ページの画面設計、利用者が使いやすいUI、スマートフォンでの見え方などです。どのページを個別にデザインするのか、共通の型を使うのかを確認します。
実装・機能
HTML/CSSなどの実装、CMS、問い合わせフォーム、予約・会員機能、外部サービスや既存システムとの連携などです。基本の実装にどこまで含まれるか、必要な機能を別途で追加できるかを確認します。
公開・運用の準備
ドメイン・サーバー、公開作業、アクセス計測、引き継ぎ、更新の相談先などです。公開して終わりにしないために、公開後の扱いも確かめます。
03
初期費用と、公開後に続く費用を分けて考える
初期制作費だけでは、ホームページに必要な費用の全体像は判断できません。ドメインやサーバー、利用する外部サービス、保守、更新の依頼など、公開後に続く費用と対応範囲を分けて確認します。
月額費用があるかどうかだけでなく、何が含まれ、困ったときに誰へどのように相談できるかも大切です。今の運用に必要な範囲を選べる状態にしておくと、不要な負担も避けやすくなります。
公開後のことまで話しているかを確かめる
ホームページは公開した時点で完成ではなく、事業者と利用者をつなぎ続けるための土台です。内容を改善・拡充することに加え、必要な更新やセキュリティ対応など、健全に使い続けるためには専門家の確認が欠かせません。
制作時の見た目や公開までの費用だけを示し、公開後の保守・更新・相談先に触れない見積もりでは、サイトをどう育てていくかが見えません。制作を受注することだけでなく、公開後も事業者と一緒にサイトを育て、利用者との懸け橋として機能させようとしているか。その姿勢は、保守や改善についての説明に表れます。
公開後に必要となる費用は、できれば抑えたい余分な費用ではありません。サイトを安全に、役立つ状態で続けるために必要な費用として、あらかじめ考えておきましょう。
04
修正・スケジュール・役割分担の前提をそろえる
制作が進んでからの行き違いを防ぐために、金額以外の条件も見積もりや提案の段階で確認します。依頼する側が準備することと、制作側が行うことを分けておくと、公開までの見通しを持ちやすくなります。
- デザインや原稿の修正は、どの段階でどこまで含まれるか
- 原稿・写真などの提出時期が、公開予定日にどう影響するか
- 公開後の修正や追加を、どのように相談・依頼できるか
- 打ち合わせ、確認、連絡の方法と担当者
05
必要な作業に抜けがないか、条件を横に並べて確かめる
見積もりを複数受け取ったとき、比べる目的は最も安い会社を選ぶことではありません。目的の実現に必要な作業や、公開後の対応に抜けがないかを見つけることです。下の表は、同じような金額に見える見積もりでも、確認すべき内容がどのように異なるかを示す架空の例です。
| 確認すること | 見積もりAの記載例 | 見積もりBの記載例 | 比べるポイント |
|---|---|---|---|
| サイトで実現したいこと | 問い合わせを増やすため、サービス紹介と相談への導線を整理する | 5ページのホームページを制作する | 制作会社が目的を理解し、提案に反映しているか |
| ページ・機能 | 構成案、トップ・サービス・事例・会社案内・問い合わせ。フォームの通知先を確認 | トップを含む5ページ。問い合わせフォームの仕様は記載なし | ページ数だけでなく、必要な機能と利用時の流れが決まっているか |
| 原稿・写真・ロゴ | 既存資料を基に整理。原稿案の作成と写真の選定を含む | 原稿・写真は依頼側で用意 | 誰が何を準備するか。準備の支援が必要か |
| 初期費用の範囲 | 企画・設計、デザイン、実装、公開準備を含む。撮影は別途 | デザイン・実装を含む。構成整理と原稿支援は別途 | 同じ総額でも、含まれる作業と別途費用を確かめる |
| 公開後の対応 | 更新・保守の相談先と、環境確認後の対応方法を案内 | 公開後の対応は記載なし | 更新・不具合時に、誰へどう相談できるか |
| 修正・進行の前提 | 修正回数、原稿提出、公開までの確認手順を提示 | 修正回数・原稿提出時期は記載なし | 見積書にない条件も、制作開始前に確認する |
価格の差は、条件の違いから生まれることがあります。総額だけで決めず、目的に必要な作業が含まれているかを確かめることで、自分の事業に合った選択をしやすくなります。
06
Harmony Webでは、範囲を整理してからお見積もりします
Harmony Webでは、最初に困りごと、事業の目的、現在使っているサイトや資料、未確定のことを伺います。そのうえで、優先順位と必要な範囲を整理し、条件を明記したお見積もりをご提示します。
参考となる費用や、お見積もりまでの流れは、費用の目安と、見積もりの考え方にまとめています。今の状況に合わせて整理したい場合は、お問い合わせからご相談ください。