公開後のホームページ運用
ホームページを公開したら、Search ConsoleでGoogleに知らせ、検索性を分析する
ホームページを公開したら、検索されるのをただ待つだけではありません。Googleが無料で提供するGoogle Search Console(外部サイト)(以下、Search Console)を使って、Googleへサイトと新しいページの存在を伝え、正しく読み取られているかを確かめ、どんな言葉で検索結果に出始めたかを分析します。Search Consoleは検索結果に出る前から、検索結果でクリックされるまでを見ます。そこから先、訪れた人がページを読み、相談へ進んだかはGoogle Analytics 4(GA4)で見ます。Harmony Webが2026年9月にサイトを公開してから行った確認をもとに、公開後の順番をご紹介します。
AFTER LAUNCH
ここから、公開後に「検索に出ない」と感じたときの確認順を整理します。01
Search Consoleを使うには、まず所有権を確認します
Search Consoleでは、検索からのクリック数や検索語句、ページの登録状況など、サイトの運用に関わる情報を確認できます。こうした情報は誰でも見られるものではないため、最初に、そのサイトを管理できることをGoogleへ証明します。これが所有権の確認です。
新しいプロパティを追加するときは、サイト全体を管理する「ドメイン プロパティ」と、指定したURLだけを管理する「URL プレフィックス プロパティ」から選びます。どちらを選ぶかは、DNSを管理できるか、どの範囲のデータを見たいかで決めます。確認方法の詳細は、Googleの所有権確認の案内(外部サイト)で確認できます。
ドメイン プロパティ
- 例: harmony-web.jp のように、プロトコルやパスを付けずに登録する
- wwwやサブドメイン、http・httpsをまとめて確認できる
- DNSにTXTレコードを追加して所有権を確認する。ドメイン管理画面へ入れることが必要
URL プレフィックス プロパティ
- 例: https://harmony-web.jp/ のように、URLをそのまま登録する
- 指定したプロトコル・サブドメイン・パスに一致するURLだけを確認する
- HTMLファイル、HTMLタグ、Google Analytics、Googleタグマネージャーなど、案内された方法で確認できる
DNSを管理できるなら、サイト全体を見られるドメイン プロパティを基本にします。管理できない場合は、サイトの運用者に所有者権限を付与してもらうか、URL プレフィックス プロパティで確認します。
02
検索順位より先に、登録されているかを確かめます
検索結果で上位に出るかどうかと、Googleにページが登録されているかは別のことです。まず確認したいのは、Googleがそのページを見つけ、検索結果に表示できるページとしてインデックスに登録しているかです。
公開したサイトは、まず事業者名で検索して見つかる状態にしたいものです。ただし、公開直後は事業者名で検索しても、すぐに表示されないことがあります。これは設定ミスとは限りません。Search Consoleの「URL検査」で登録の状態を見てから、次に何をするかを決めると、必要のない変更を繰り返さずに済みます。
03
Googleに、サイトと新しいページの存在を知らせます
Search Consoleの「サイトマップ」は、サイトにどんなページがあるかをGoogleへ伝える一覧です。サイトを公開したら、この画面からサイトマップを送信します。新しい記事やサービスページを公開したときも、まずサイトマップに含まれていることを確認します。
一方、Search Consoleの「URL検査」は、特定のページをGoogleへ知らせ、その状態を確かめるための画面です。公開した記事やサービスページが、Googleに登録されているか、正規URLがどれとして扱われているか、クロールに問題がないかをページごとに見ます。まだ登録されていなければ、この画面の「インデックス登録をリクエスト」からGoogleへ知らせます。
- 「サイトマップ」: サイト全体の存在とページ一覧をGoogleへ伝える画面
- 「URL検査」: 大切な1ページの存在を伝え、状態を確かめる画面
- 「インデックス登録をリクエスト」: 公開や大きな更新をGoogleへ知らせる操作。順位を上げる操作ではない
登録リクエストを何度も繰り返しても、すぐに検索順位が上がるわけではありません。公開・更新後に一度行い、その後は状態を観察します。
04
Googleに正しく伝わっているかを確認します
Search Consoleの「ページのインデックス登録」は、サイト全体の傾向を見るためのレポートです。公開したばかりのページや、サイトマップを送信した直後のページが、すぐにこの画面の件数へ反映されるとは限りません。Googleも、サイトマップの送信や登録リクエストの後は、問題があると判断する前に少なくとも1週間ほど待つよう案内しています。Googleの案内(外部サイト)
そのため、新しい記事がこのレポートにまだ出ていないだけで、設定を次々に変える必要はありません。特定の1ページがどうなっているかは、レポートの件数ではなく「URL検査」で確認します。
「URL検査」で、表示待ちかを確かめます
確認したいURLを、Search Console上部の「URL検査」へそのまま貼り付けます。「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、そのページはGoogleのインデックスにあります。「ページのインデックス登録」レポートの集計が追いつくのを待てばよい状態です。
登録されていないときは、理由を一つずつ見ます
「URLがGoogleに登録されていません」などと表示されたら、「ページのインデックス登録」または「登録の可否」の理由を開きます。noindex、robots.txt、正規URL、404、リダイレクト、サーバーエラーなど、表示された理由に沿って確認します。修正した場合は「公開URLをテスト」で今のページを確かめてから、「インデックス登録をリクエスト」を行います。
URL検査で問題がなく、登録リクエストも済んでいるなら、次にすることは待つことです。その間に、記事から関連するサービスや事例へ進めるか、問い合わせの方法が分かりやすいかを確かめます。
05
登録されない理由は、URLごとに分けて見ます
Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートには、登録されていないURLと理由が出ます。ただし、未登録がすべて問題とは限りません。検索結果に出さないお問い合わせ完了ページや404ページ、同じ内容を正規URLへ集約したURLは、登録されないほうが意図どおりです。
反対に、公開した記事やサービスページが「検出 - インデックス未登録」「クロール済み - インデックス未登録」のままなら、内容と設定を確かめます。ページが実際に公開されているか、noindexを付けていないか、サイトマップや内部リンクから案内できているかを見直します。
404やリダイレクトは、古いURLを見ます
以前のサイトにあったURLや、外部から誤ってリンクされたURLが404として残ることがあります。現在のページに対応する内容があるなら、もっとも近いページへ転送します。対応する内容がなければ、404のままにする判断もあります。
canonicalは、重複を整理するためのものです
末尾のスラッシュの有無などで同じ内容に複数のURLがあるとき、canonicalは検索エンジンに正規のURLを伝えます。意図した正規URLが登録されていれば、代替URLが登録されないこと自体は問題ではありません。
06
検索結果での反応を、「検索パフォーマンス」で分析します
登録されていることを確認したら、Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、どの言葉と一緒に表示されているかを見ます。表示回数は検索結果に出た回数、クリック数は実際に選ばれた回数です。表示があってもクリックがない段階は、テーマと検索語句のつながりを知るための大切な手がかりになります。
Harmony Webは公開後の最初の確認で、「ホームページ管理」「ホームページ運用」「web管理」「web管理システム」といった言葉で表示され始めていました。検索する人が、作る前だけでなく、公開後にどう管理・運用するかも知りたいことが分かります。数字が少ないうちは、順位を結論にせず、次の記事や既存ページで何に答えるかを考える材料にします。
表示が少ない
- インデックス登録、検索語句、ページの主題を確認する
- 関連する具体的な困りごとに答えるページを増やす
表示はあるがクリックが少ない
- 題名と説明文が検索した人の知りたいことと合っているかを見る
- 検索語句と記事の導入・見出しのずれを確かめる
クリックや問い合わせが少ない初期段階では、日ごとの増減だけでページを大きく変えないことが大切です。
07
Search ConsoleとGA4で、検索の前後をつなげて見ます
Search Consoleが教えてくれるのは、Google検索で何と検索され、何回表示され、何回クリックされたかです。検索結果に出る前から、検索結果で選ばれるまでを見ます。
GA4が教えてくれるのは、クリックの後です。どのページを読んだか、サービスや事例へ進んだか、問い合わせボタンを押したか、フォームを始めたか、送信まで進んだかを見ます。同じ「アクセス数」でも、どこを見ているかが違います。
Search Console
- 検索語句、表示回数、クリック数、掲載順位
- 検索結果で見つけられ、選ばれているかを分析する
GA4
- 流入後のページ閲覧、サービス・事例への移動、CTA、フォーム
- 訪れた人が相談へ進みやすいかを分析する
検索結果に表示されないならSearch Consoleで入口を、表示・クリックはあるのに相談へ進まないならGA4でページ内の導線を確かめます。
08
公開直後は、直すことと待つことを分けます
noindex、404、正規URL、リンク切れ、フォームの不具合のように、利用者や検索エンジンが正しくページへたどり着けない問題は、見つけたら直します。一方で、登録済みでも表示回数がまだ少ない、順位が日ごとに上下する、といったことは、新しいサイトでは珍しくありません。
Harmony Webでも、公開後しばらくはSearch Consoleの「ページのインデックス登録」レポートの集計が始まったばかりで、「URL検査」を中心に確認しました。その後、「検索パフォーマンス」の表示回数と検索語句が少しずつ出始めています。月に一度、検索語句、主要ページ、記事からサービスページへの移動、問い合わせを並べて見れば、急いで変えるべきことと、続けるべきことを分けられます。