公開後のホームページ運用

アクセス解析は、何を改善するために見るのか

アクセス解析の画面には多くの数字が並びますが、数字を増やすこと自体が目的ではありません。問い合わせ、予約、来店、資料請求など、事業にとって必要な行動につながるように、どの情報を整えるかを判断するために見ます。

執筆: Harmony Web / 早崎祐介

HOW TO IMPROVE

ここから、数字を次の改善につなげる見方を整理します。

01

最初に見るのは、数字ではなくサイトの役割です

同じアクセス数でも、店舗の予約につなげたいサイトと、採用応募を増やしたいサイトでは、良い状態の意味が違います。まずは「サイトを見た人に何をしてほしいか」を一つ置くと、見るべきページや次に確かめる数字が定まります。

問い合わせが目的なら、ただ訪問が増えたかだけでなく、サービス内容や料金、対応範囲を読んだあとに相談へ進めているかを見ます。数字は評価のためではなく、利用する人がどこで迷っているかを見つける手がかりです。

02

検索語句から、読者が知りたがっていることを読みます

Search Consoleで確認できる検索語句には、サイトに来る前の疑問が表れます。サービス名や地域名だけでなく、「料金」「予約」「対応できること」のような言葉が多ければ、その答えをページ内で見つけやすくできる余地があります。

検索語句をそのまま不自然にページへ繰り返す必要はありません。実際に相談で聞かれることや、ページ内で説明が足りないことと照らし合わせ、必要ならサービス紹介、よくある質問、事例などを整えます。

03

流入元と読まれているページから、足りない情報を探します

検索、SNS、紹介サイト、広告、メールなど、どこから来た人がどのページを読んでいるかを見ると、入口ごとに期待されている情報を考えやすくなります。SNSから来る人には背景や詳細の説明を、検索から来る人には比較や判断に必要な情報を補う、といった見直しにつながります。

よく読まれているページだけで結論を出すのではなく、その先にどのページへ進んでいるかも確認します。サービス説明で離れているなら、内容・料金・実績・相談方法のどこに不足があるかを順に確かめます。

04

スマホで、次の行動へ進めるかを確かめます

アクセスがあっても、スマホで文字が読みにくい、料金や営業時間にたどり着けない、問い合わせ方法が分かりにくい状態では、目的の行動につながりにくくなります。解析の数字とあわせて、実際の画面をスマホで開き、初めて来た人の視点で確認します。

フォームの項目が多すぎないか、予約・電話・メールの選択肢が状況に合っているかも、改善の対象です。利用者に必要な情報を先に渡し、迷いなく相談できる流れをつくります。

05

一度に直しすぎず、仮説を一つずつ確かめます

数字を見始めると、直したい箇所がいくつも見つかることがあります。しかしタイトル、本文、導線、フォームを一度に変えると、何が効いたのか判断しにくくなります。まずは「料金についての説明を補う」「相談への入口を分かりやすくする」のように、一つの仮説を選びます。

変更した理由と日付を残し、一定期間は検索語句、主要ページ、相談内容を見比べます。数字の小さな変化だけでなく、問い合わせ時の質問が減ったか、相談が具体的になったかも、サイトが役立っているかを知る大切な材料です。

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